- なんでもっと、自由に生きられないのだろう
- なんで、週5日も働かなきゃいけないのだろう
- お金から自由になれる方法を教えてよ
みなさんは上記の悩みを抱えて、日々仕事に忙殺されていませんか。
なんでこんなに不自由なんだ。
それはあなたがお金について、正しく学んでいないからです。
でもそれは当然のこと。
日本では義務教育において、金融知識は教えてくれません。
お金のことは、自分で学ばなければならないのです。
そこで紹介したいのはこの本
両@リベ大学長 著
本当の自由を手に入れるお金の大学
本書では本当の自由を手に入れる、お金の知識を5つのステップで解説してくれています。
全く知識が無い方に向けて書かれていますので、難しい話はありません。
本書を読み実行しましょう。
そうすればどんな人でも、お金から解放された自由な人になれます。
この記事では前半部分で、お金の大学を読んで大切だと思った知識の紹介。後半部分で本書を読んだ感想と、実行して感じたことを紹介していきます。
それでは内容に参ります。
自由を手にして、両学長とモルディブで乾杯!
お金の大学 結論
お金にまつわる5つの力を順番に身につければ、経済的自由を達成できる。
経済的自由とは、資産所得が生活費を上回ることです。
FIREとも言われます。
式にすると以下のようになります。
経済的自由=生活費<資産所得
それを達成するために、以下5つの力を身につけましょう。
- 1.貯める力
- 2.稼ぐ力
- 3.増やす力
- 4.守る力
- 5.使う力
貯める力と稼ぐ力で種銭を獲得する。
増やす力で資産所得を増やし、経済的自由を達成する。
そして守る力と使う力で、豊かな人生を作っていく。
これがお金の大学が目指すゴールです。
お金の大学では5つの力を、誰でも分かるくらい優しく解説しています。
そして、あなたをお金に縛られない自由人に導いてくれるでしょう。
そうなったらあなたは何をしますか?
想像した未来を実現できるかは、あなた次第です。
お金の大学 3つの力を紹介
特に重要な3つの力を解説していきます。
- 貯める力
- 稼ぐ力
- 増やす力
それぞれ見ていきましょう。
貯める力
貯める力とは、生活の満足度を下げずに支出を減らす力。
まず貯める力をつけることが、経済的自由を達成する最初の1歩です。
貯める力をつけるために、保険と家について解説します。
保険
民間の保険はほぼ不要です。
無駄に保険料を払って、経済的自由から遠のかないようにしましょう。
本当に必要な保険は、以下の3つだけです
- 掛け捨ての死亡保険
※自分が亡くなったら、生活に困る家族がいる場合のみ - 火災保険
- 対人対物(無制限)の損害保険
なぜなら保険は、低確率で起こり大損失な状況に備えるものだからです。
その条件を満たしているのが、掛け捨ての死亡保険・火災保険・対人対物(無制限)の損害保険だけということです。
とはいえ「たった3つ⁉不安でしかないよ。。」
という声が聞こえてきますので、その理由を説明します。
ズバリ、日本の公的保証が超優秀だからです。
公的保証が生きる上での7つのリスクを全て、カバーしてくれています。
1病気怪我のリスク
→公的医療保険、高額療養費制度、健康保険
2死亡リスク
→遺族年金
3老後リスク
→国民年金、厚生年金
4障害リスク
→障害年金
5失業リスク
→雇用保険の失業給付
6介護リスク
→介護保険
7出産費用のリスク
→出産育児一時金、出産手当金、育児休業給付
その他小さなリスクについては、貯金で対応するのがセオリーです。
リスクの少ないところに、手数料増し増しの保険料を払うのはもったいない。
公的保証のすごさを、代表して3つ紹介します。
1病気・怪我のリスク→高額療養費制度。
1ヶ月の治療費が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が後から戻ってくる制度です。
自己負担額の上限は収入に応じてですが、大体10万円前後となっております。
この保証と貯蓄があれば、生活が崩壊してしまうレベルではないです。
加えて公的保証には傷病手当があります。
病気や怪我で働けなくなった時に、最大1年6ヶ月間、平均月収の2/3が受給できる制度。
これも日本に生まれたからこそ享受できる、優秀な制度です。
2死亡リスク→遺族年金。
国民年金や厚生年金の加入者が亡くなると、死亡当時に生計維持関係があった遺族に支給される制度です。
遺族年金には2種類あります。
①遺族基礎年金
②遺族厚生年金
自営業者やフリーランスは、①のみ。
会社員なら、①と②が受給できます。
それぞれの金額は
①遺族基礎年…78万1700円+子の加算
子の加算は第1子と第2子は、各22万4900円。
第3子以降は、各7万5000円。
②遺族厚生年金
平均標準報酬額(4~6月の収入の平均額)によって決まります。
具体的な金額は、以下の図を参照してください。
例えば
亡くなった夫が会社員。
平均標準報酬月額25万円・子どもが1人の場合、毎月約11.7万円を妻が受給できます。
3老後リスク→年金制度
将来貰えなくなるのでは?
払い損なのでは?
と不安が煽られる国民年金。
しかし、内容は非常に優秀です。
平均寿命まで生きれば、支払った金額に対して男性は約1.6倍、女性は約2.2倍の受給が可能です。
厚生年金の場合も、平均寿命まで生きた場合、支払った金額額に対して男性は約1.7倍、女性は約2.3倍の年金が受給できます。
※年収や勤続年数に応じて変化あり
低金利の時代に、ここまでハイパフォーマンスな金融商品はどの会社でも出せません。
まさに、国だから運営できる制度です。
しっかり支払っておけば、あなたの将来を支えてくれるでしょう。
ちなみに厚生労働省のモデルによると、一般的な会社員の場合、約15.4万円を月々受給できます。
内訳は
国民年金…月額6.4万円
厚生年金…月額9万円
老後の生活は、公的年金と個人資産で備えるのがベストな選択です。
逆に、入っていはいけない民間保険は以下の通り
- 医療保険
- 養老保険・貯蓄型生命保険
- 個人年金保険
- 学資保険
- ペット保険
- 地震保険
詳しい解説はしませんが、どれも「低確率で大損失な事象に備える」という前提を満たさない商品となります。
保険は保険
貯蓄は貯蓄
投資は投資
きっちり分けることが大切です。
家
基本的に、家は買うべきではありません。
家賃を払うくらいなら、マイホームを買う方がお得。という意見は、不動産屋が家を売るためのテンプレート。
よく「家賃は何にもなりませんが、家は資産です」なんて聞きますよね。
これは間違い。
10年~20年経つと、建物の価値は0になります。
なのにローンの返済額は変わりません。
一方賃貸であれば、築年数が長いと家賃は安く設定されます。
また、家を保有するリスクはたくさんあります。
- 金利が急上昇して、ローンが払えなくなる。
- 病気やリストラで収入が減り、ローン返済が滞る。
- 転勤やご近所トラブルで住めなくなる。
- 津波・地震などの災害で住めなくなる。
- 離婚や死別などにより、家族構成が変わる。
- 周囲の住環境が変わる。
マイホームは価値が下がり続ける可能性が高いものを、多くのリスクを背負い、多額の手数料を支払って買う。これが現実です。
賃貸に安く賢く住もう
じゃあ、賃貸でいいわと思ったあなた。
賃貸契約で損しないために、以下の3つを行いましょう。
- 賃貸契約時に、複数の仲介業者から見積もりを取る
- 相見積を参考に、適正料金で契約するように交渉する。
- やり取りは必ず、メール等で記録を残す
特に賃貸契約時の、ぼったくられポイントにも注意しましょう。
・火災保険
・保証会社加入料金
・害虫駆除・室内消毒
・仲介手数料
・鍵交換代
・ハウスクリーニング
・礼金
特に仲介手数料は、原則家賃の0.5ヶ月分までと法律で決まっています。
悪い業者は当たり前のように、1ヵ月分の仲介手数料を請求してきますが、同意できないなら払う必要はないです。
賃貸契約では何も知らないと、基本ぼったくられてしまいます。
必ず複数社に見積もりをとって、交渉しましょう。
稼ぐ力
最短で経済的自由を達成するために、稼ぐ力をつけましょう。
なぜなら、給与収入だけでは小さな資産しか買えず、経済的自由になるまでに、あまりに時間がかかりすぎるからです。
ちなみに会社員の1年昇給率は以下の通り。
中小企業 平均1.45%
大企業 平均2.59%
25万円の給与を受け取っている場合は、毎年約3500円~6500円上昇する計算です。
これでは月5万円給与を上げるだけでも、膨大な時間を要するのが理解できると思います。
昇給を待っていてはいけません。
副業に取り組み、月5万円の収入アップを目指しましょう。
ここで得たお金を、資産所得を手にする種銭にしていくのです。
じゃあ、何の副業をすればいいのか?
オススメは以下の8つです。
- せどり
- プログラミング
- ウェブデザイン
- 動画編集
- ハンドメイド
- アフィリエイトブログ
- YouTube
- デジタルコンテンツ販売
ここでは代表して、せどりを紹介します。
せどりとは商品を安く仕入れて、高く売り「利ざや」を稼ぐ商売です。
お店やネットショップで仕入れた商品をネットで再び販売する、小売ビジネスに分類されます。
センスが必要かと思いきや、スマホアプリで利益の出る商品が見つけられるので問題なし。
初月から利益を狙えるのが大きな魅力です。
ちなみにせどりは違法行為ではありませんので、安心して行ってください。
※転売してはいけない商品もあるので注意。
オススメの副業について、詳しくは両学長のYouTubeで解説されています。
ぜひ、そちらをご覧下さい。
反対にやってはいけない副業
楽して稼げる系の副業教材
ほぼ詐欺。
アルバイト
給与所得を増やしても意味なし。
時間の切り売りをするくらいなら、本業の給料を伸ばすことを考えよう。
その他
・ネットワークビジネス
・副業としての投資
・ノウハウも身につかず未来に単価も上がらない仕事
これらの副業は、あなたを自由に導いてくれません。手を出さないようにしましょう。
増やす力
本章は結論からいきます。
積み立てNISA対象の、S&P500に連動したインデックスファンドを、ドルコスト平均法で長期間投資しよう。
※積み立てNISAは、金融商品から得られる利益が非課税になるという制度。
※S&P500に連動したインデックスファンドでオススメの商品は、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
※ドルコスト平均法とは、毎月一定の金額を自動買い付けする方法。
購入のタイミングに迷うこともなく、1度設定すれば後ははほったらかしで大丈夫です。
自分が働かなくても収入が入り続ける、資産所得を増やしましょう。
そうでないと、いつまでも働き続けることになります。
逆に資産所得が増えれば増えるほど、自由に近づいていけるということです。
貯める力、稼ぐ力で蓄えた種銭をこちらに回していきましょう。
投資と言うと、売って買ってを繰り返す、デイトレードを思い浮かべます。
しかし、お金の大学では長期投資を推奨しています。
なぜなら、収益が安定するし、複利の力が活きてくるからです。
本章の結論を守れば、複利の力が味方して、あなたを経済的自由に近づけてくれるでしょう。
お金の大学 感想
ここからは後半部分。
お金の大学を読んで悪かった点、良かった点。
私が実践した感想を述べていきます。
悪かった点
使う力も詳しく知りたかった。
お金の大学は、全ページのうち98%が貯める力、稼ぐ力、増やす力の解説となっています。
逆に、守る力と使う力はほとんど解説されていません。
個人的に使う力はとても気になりました。
自由人になった先に、充実した未来を作り出す力だからです。
これによって、経済的自由を目指すモチベーションが変わってきますよね。
どのようにお金を使うべきか。これは詳しく知りたかったです。
良かった点
フルカラー×図が豊富×会話形式=わかりやすい。
お金の大学はわかりやすい本のお手本だと思います。読者の理解度を上げる要素が全て詰まっていました。
特に特徴的だったのが、図が豊富な点です。テキストの合間に絶妙なタイミングで飛び込んできます。
読んでいて飽きないし、理解度がぐっと上がります。
同じ文章を扱う身として、非常に参考になる構成でした。
お金の大学 実践した結果
私も両学長の影響を受けて副業を始めました。稼ぐ力です。
ブログでは未だに収益化には至ってませんが、いろいろな副業を紹介してくれているので、自分に合うものを探していきたいです。
以下の動画、第107回 【攻略法を伝授】副業で月5万円稼ぐための9つのポイント【稼ぐ 実践編】が勇気づけられる内容となってます。
副業で伸び悩んでいる方はぜひ見て下さい。
家を買うか買わないかの判断基準は役に立ちました。
お金の大学で学ぶ前は、いつか家かマンションを購入しようと考えていました。
しかし、その考え方が覆りました。
ローンを組んで買う家は資産ではなく、負債だと分かったからです。
「家は資産になるから、賃貸より購入した方がいい。」
なんてよく聞きますがそれは営業マンのポジショントークだったんですね。
両学長は「家を絶対に購入するな。とは言わないが、家は資産だと誤認をしたまま購入してはいけない。家を保有するリスクを把握した上で購入するべき。」と触れられています。
賃貸契約の情報も役に立ちました。
仲介手数料は、家賃の0.5ヶ月分が法律上の上限なこと。
火災保険も自分で選んだ方がお得、しかも家を修理する時に使える。
など損しないための知識は目からウロコでした。
これだけでも本書を購入する価値があったと思いました。
もちろん、積み立てNISAを活用した投資もバッチリ行っています。
こちらも長い目で増えていけばいい、と考えています。
お金の大学 まとめ
お金の大学は経済的自由を目指すのに、必要となる5つの力が学べます。
経済的自由とは以下の状態
生活費<資産所得
例えば月々20万円で生活しているのであれば、20万円以上の利子&配当所得が得られれば良いということです。
これを達成すれば、働かない自由が手に入ります。
そのために5つの力を順番に身につけましょう。
1貯める力
2稼ぐ力
3増やす力
4守る力
5使う力
以上が本書の結論となります。
初心者向けに難しいことは書いてません。
さらにフルカラー、会話形式、図が豊富。と読みやすい工夫を凝らした作品となっています。
普段本を読まない方でも、スラスラ読めると思います。
どうしても本が嫌という方は、両学長のYouTubeをご覧ください。
どの動画も、役に立つこと間違いないです。
両学長 リベラルアーツ大学
あなたはお金に縛られない自由人となったら何をしますか?
それを叶えてくれるのがお金の大学です。
本当の自由を手に入れるお金の大学
さぁ道具はそろいました
やるかやらないかはあなた次第。
ではまた!