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【続かない。に悩む方必見】やり抜く人の9つの習慣

やり抜く人の9つの習慣


・やるべき事はわかっている

・しかし、どうしてもやる気が出ずに手が付かない

・目標達成までやり抜く方法を教えてよ


理想の姿を夢見て、目標を立てますよね。

資格を取るとか副業にチャレンジするとか。


最初は勢いで取り組めるけど、時間がたつと作業量が減少し、内容もおろそかになり、最終的には目標を立てたことすら忘れてしまう。

そんな経験ありませんか?


次こそは、目標達成したい。


そう考えるあなたは

ハイディ・グラント・ハルバーソンさん著
やり抜く人の9つの習慣
を読むべきです。


理由は、仕事や生活で成功を収めている方が共通で行っている、目標をやり抜く方法を学べるからです。

例えば、if-thenプランニングや拡張的知能観などで、これらの手法が科学的実験をベースに簡潔にまとめられています。


やり抜く人の9習慣を読んで実行すれば、知識が味方となり、あなたを目標達成に導いてくれるでしょう。



私もやり抜く人の9つの習慣を実践して、ブログをやる気に左右されず書き続けることができています




前半部分で、私が大切だと思った5つの習慣。後半部分で本を読んだ感想、実行した結果を述べていきます。




目標をやり抜く人生を歩めるようになるヒントが詰まっていますので、記事を読んで興味を持たれた方はぜひ、やり抜く人の9つの習慣を購入してみてください。


やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学


では本編に参ります。

やり抜く人の9つの習慣 結論

成功者と呼ばれる人達は、共通する思考や行動パターンがあります。

その共通する思考や行動を9つにまとめたのが、やり抜く人の9つの習慣です。

・目標を行動まで具体的にする

・if-thenプランニングを使う

・成功できると信じるが、困難な道のりを覚悟する

・能力は伸ばせるという信念を持つ

・意志力を使いこなす   など


紹介される習慣のひとつひとつは、驚くほど当たり前のことに感じられます。

しかし、当たり前で実行できること。と当たり前で実行していること。はイコールではないです。


最も大切なのは知識を実際の行動に落とし込むこと
それが出来れば、あなたもどんな目標もやり抜く人になれるでしょう。

やり抜く人の9つの習慣 5つの習慣を紹介

成功者が行っている、目標を達成するための習慣9つのうち、5つを本書からピックアップしてお伝えしていきます。

①目標に具体性を与える

②目標達成への行動計画を作る

③現実的楽観主義者になる

④やり抜く力を持つ

⑤筋肉を鍛えるように意志力を鍛える


それぞれ詳しく見ていきましょう。

①目標に具体性を与える

この習慣には2つポイントがあります。



1.目標は具体的にする
2.メンタルコントラストを使う



1.目標は具体的にする

目標はとにかく具体的にしましょう。


なぜなら人は目標に具体性がないと、簡単に楽な方へと流されてしまうからです。


例えばダイエットであれば

× 痩せる

〇 5キロ痩せる。


仕事なら

× 成果をあげる

〇 年収を10万円あげる。課長に昇進する。


これで、求める成功の姿をはっきりと示します。



いつまでに何をするか。

具体的かつ詳細になるまで、自分が達成したいことを考え抜くことが大切です。


目標があいまいになってしまいそうな時は、以下の質問を自分にするとよいです。

・どうなったら目標を達成できたと言えますか?

・目標を達成した時のイメージを思い描くことができますか?




2.メンタルコントラスト

私にとって成功とは何か、そして成功への障害は何か。

これを繰り返し考えることをメンタルコントラストといいます。


目標をつかむ強い心構えを持つために、とても有効な方法です。


メンタルコントラスト行なうと、今自分に足りないものは何か、そして何をすべきかがはっきりと自覚できます。


やり方は3ステップ。

1目標を達成し、成功した時の感情をしっかりと味わってみる。


2心の中でその時に起こっていることを明瞭にイメージする。


3そこに至るまでの障害を考える。




例えば

1ミュージシャンになり、それで食べて行けるようになった。憧れのあの人と、同じ舞台に立てた感激を味わってみる。


2今までバカにしてきた人を見返せる。バイト生活ともお別れできて幸せ。と思っているだろう。


3知名度がない。いい曲が書けない。練習量が足りない。という障害が立ちはだかるだろう。




このように成功と現実のギャップが、自分を動かす燃料となります。

②目標達成への行動計画を作る

目標達成への行動を着実に実行するには、いつ何をやるかをあらかじめ予定に入れておくべきです。

日々の計画が具体的な行動レベルまで明確になっていると、遂行確率は300%も高まることが分かっているからです。



行動の具体化の王道で、If-thenプランニングがあります。
どんな目標を達成する場合でも役立つ、強力な手法です。



if-thenプランニングの方法はとても簡単。

もしXだったら、yをする。

この文脈に合うように、行動をあらかじめ計画しておくだけです。



例えば

もし間食をしたくなったら、スクワットを5回する。

もし勉強中にYouTubeを見たくなったら、深呼吸を3回する。

もし夜10時になったら、布団にはいる。

if-thenプランニングの実験を紹介します。


運動を習慣にしたい被験者に集まってもらい、半数の被験者にはif-thenプランニングを用いて計画を立ててもらいました。


例えば、もし月曜・水曜・金曜になったら、仕事の前1時間ジムで汗を流す。


残りの被験者は、普通に目標を立ててもらいました。

結果、if-thenプランニングをした被験者の91%が、運動を習慣化することに成功

それに対して、普通の目標設定をした人は31%しか成功できませんでした。


このように事前に行動ををはっきりさせて、if-thenプランニングに落とし込めば、意識しなくても自動的に行動できるようになります。

③現実的な楽観主義者になる

引き寄せの法則をご存知ですか。

望むことは簡単にできる・欲しいものは簡単に手に入る。

とひたすらポジティブに考えることです。(非現実的な楽観主義者)

この考えは失敗の確率を大きく上げてしまいます


そうではなく
目標は達成出来る。しかし簡単ではない

と考えることが正解です。(現実的な楽観主義者)




なぜなら引き寄せの法則を信じる、非現実的な楽観主義者は、成功や目標達成は自然に与えられるものと考えており、成功の裏にある多大な努力や、突然のトラブルといった不都合には目を瞑っているからです。



一方現実的な楽観主義者は、必ず目標達成できると信じていますが、相応の困難が待っていると最初から思っています。


覚悟が決まっているからこそ、自分には成功する力があると信じ、それにふさわしい努力を続けられるのです。

考え方で目標達成率が変化した実験を紹介します。

ダイエットプログラムの参加者に対し、事前に「このダイエットに成功できると思うか。」と質問しました。

プログラム終了後の結果は、「成功できると思う。」と答えた人は、「分からない。」と答えた人より13キロも減量に成功しました。


面白いのはここからで、実は参加者に「食べ物の誘惑に打ち勝つのは大変だと思うか」という質問もしていました。

「簡単に食べ物の誘惑に打ち勝てる。」と答えた人は「そう簡単にはいかない」と答えていた人に比べて13キロも重いままだったのです。


非現実的な楽観主義では目標を達成できません。


目標は達成できると信じるのは大切なことです。しかし目標は簡単に達成できる。と考えてしまっては足元をすくわれます。


成功者は惜しみなく努力し、問題が起きることを予見し、対処方法を計画し、いざ問題が起きたら、粘り強く取り組みます。結果、成功にたどり着く。それが真実です。




どうすれば現実的な楽観主義者になれるのでしょうか。


それは目の前に横たわる、課題や困難を直視すること。
課題や困難がどの程度のものなのか検討すること。
さらに、成功までのステップと、取るべき行動をイメージすることです。



要するに現実的に考えろということです。


そんな考えてたら、気が滅入って目標達成を信じられないよ。。



そんな方は

if-thenプランニングで、過去の成功体験を思い出すことが有効です。

もし私が自信をなくした時は、過去の成功体験を思い出す。



これで楽観主義に気持ちを戻してあげましょう。

④やり抜く力を持つ

やり抜く力のこと、グリットと言います。

グリッドを持つ人は、大学入試でも高い得点を得て、教育水準も高いということが研究で分かっています。




このグリットを得るためには、拡張的知能観を持ち合わせる必要があります。



なぜなら
拡張的知能観は目標がうまくいかないとき、その原因が自分の努力や行動にあると考えるからです。


人は自分の知能に対し2つの考え方があります。

固定的知能拡張的知能観です。



固定的知能観

知的能力は生まれた時から決まっていて、個人の努力ではどうしようもできない。という考え方



拡張的知能観

知的能力は経験や努力を重ねることによって、高めることができる。という考え方。




グリットを得るためには、拡張的知能観を持つべきであり、実際に知的能力は、経験や努力で高まっていくことが科学的に証明されています。


また、目標に辛い気持ちになったとき、諦めてしまう人と我慢強く続けられる人の違いは、停滞の原因を何のせいにするかによります。


固定的知能観を持つ人は、うまくいかないのは自分に能力がないせいだと考える。


そして、私には向いていない。。と思い諦めてしまいます。


一方、拡張的知能観を持つ人は、
うまくいかないのは努力不足だった・戦略を間違えた。のような自分の努力や行動のせいと考える。


結果、困難な状況下でも行動を変化させて、我慢強く続けられます。

実験を紹介します。

学生に、難しい推論のテストを複数回受けてもらいました。

1回目のテストを受けた後、学生たち全員に「テストの結果は上位39%に入った」と伝えました。


2回目のテストを受けた後、Aグループには「成績は上位9%まで伸びた。」と伝え、Bグループには「成績は変わらなかった。」と伝えた。


3回目のテストの結果は、Aグループのうち固定的知能観を持つ学生は、かなり成績の低下が見られた。
2回目のテストの成績が良すぎたため、固定的知能観が自分の成長に対して、不安を掻き立てたのです。

皮肉にもBグループのうち固定的知能観を持つ学生は、3回目のテストで、成績を伸ばす結果となった。


素晴らしい成長の機会にめぐまれたとしても、成長することなどできない。と思い込んでいれば、現実に成長が止まります。

固定的知能観は、その人の足を引っ張り続けることになるのです。


人は変わることができます
どんな能力でも、あなたの努力次第で高めることができるのです。

それは心理学が証明しています。


今後「私には無理だ。」と言いたくなったらこう言い換えましょう。


「今の私にはまだ無理だ。」と。


これがグリットを得る魔法の言葉です。

拡張的知能観については
「マインドセットやればできる!の研究」を読んだ感想。まとめ
で詳しく解説しています。


⑤筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

意志力とは、自分をやるべき事に向かわせる能力のことです。


目標達成のためにはその意志力の強化が不可欠となります。

なぜなら、全ての挑戦は余計な誘惑に打ち勝つ必要があるからです。




例えば

ダイエットなら甘い食べ物の誘惑。

副業ならゲームやYouTubeなど時間泥棒の誘惑です。




意志力は筋肉と似ています


意思力と筋肉の共通点1

鍛えられる

筋肉は使わなければ衰えますが、意志力も使わなければ段々と弱くなっていきます。


逆に意志力を定期的に正しい方法で使えば、少しずつ強くすることができます。


・間食でカロリーの高いスイーツを食べるのをやめる。
・猫背になっていると気づくたびに背筋を伸ばす。


要はなんでもいいです。
取り組む価値があると思うことを続けることで、意志力を鍛えることができます。


意思力と筋肉の共通点2

■消耗するし回復もする

筋トレの後、筋肉が疲れるように、意志力も強い負荷がかかったり、長時間負荷がかかり続けたりすると消耗します。


仕事で疲れた日ほど爆食いしたり、夜更かしをしてしまう理由は意志力の消耗です。




ただ、筋肉と同じで意志力の消耗も一時的なものであり、時間が経てば回復します




「意志力の回復を待ってられない。今にも爆食いしてしまいそうな私をとめてー」


という方は

1.意志力が強い人を思い浮かべましょう。

それだけで、意志力をパワーアップさせたり回復を早めることができます。




2.自分へのご褒美をあげましょう。

気分を盛り上げてくれることなら何でもいいです。

・自分をほめる。

・お笑いビデオを見る。

・好きな音楽を聴く。

がおすすめです。

※ただし、目標に反しないようにしましょう。ダイエット中なのにご褒美でドーナツはNG

実験を紹介します。

ジムに入会し、2ヶ月間ジムに通い続けられた人は、健康を手に入れるだけではありませんでした。


同時に喫煙者は喫煙本数を減らし、お酒を飲む人はその量を減らし、ファストフードが好きな人はそれを食べる量を減らしたのです。


彼らは体を鍛えると同時に、意志力も鍛えられていて、衝動をコントロールすることが前より上手く出来るようになりました。


めんどうなことを先延ばしすることも減少し、彼らの生活は向上をみせたのです。



以上のように自分の達成したい目標に取り組むことで、同時に意思力を鍛えることができます



筋トレする→意志力が鍛えられる→さらに筋トレできる。



という正のループに入れます。

やり抜く人の9つの習慣 意志力 筋肉


このループがあなたを成功まで導いてくれるでしょう。



やり抜く人の9つの習慣 感想


やり抜く人の9つの習慣 感想


ここからは後半です。
率直に本を読んだ感想を述べていきます。

購入に迷っている方は参考にしてください。

良かった点

本が薄く、読みやすい。


とにかく内容を絞っていて、読みやすかったです。

参考文献を含めても119ページの薄さ。
1章あたり約13ページ。



しかも小さい文字がビッチリ。という訳でもないです。
持ち運びもしやすいし、非常に読者思いな構成でした。

私はじっくり読んで2時間で読み終えました。

1日1章読む。という目標で9日で読み切る計画もいいと思います。


本書に興味がある人は、やり切れなくて困っている人が多いことを想定して、薄くしたのかな?

そういった点が良いなと思いました。

悪かった点

入門者向けである。

目標達成についてある程度学んでいる方は、少し物足りなさを感じる可能性はあります。



図や表が無い。

と言っても、複雑な話は入っていないので十分理解出来る内容でした。

やり抜く人の9つの習慣 実践してみて

if-thenプランニング拡張的知能観を実践しています。


if-thenプランニングは、朝ブログを書くために用いています。

行動を決めておくと迷いがなくなり、体が勝手に動くようになるからです。



私のif-thenプランニングは

夜8時になったら、食事をやめる

夜9時になったら、お風呂に入る

夜10時になったら、眠る

朝4時になったら、起き上がりパソコンを起動する。

これを毎日行っていると、体に行動が染み付いてきます

これは非常に良いと感じました。

現実に朝活ブログが1ヶ月間順調に継続できています




拡張的知能観はブログや仕事、趣味でも利用してます。

今より一歩前に進むため、新しい手法に挑戦する場合に非常に役に立つからです。



例えば、ブログなら新たな角度から記事を書いたり。

仕事なら、上司に新たな案を進言したり。

趣味のランニングなら新しい練習メニューを取り入れたり。



新しい手法を用いるのは勇気が要ります。

上手くいかない可能性も高いです。




ここで拡張的知能観を利用し「失敗しても大丈夫。今はまだできないだけ。」

と自分に言い聞かせると、挫折する確率がグッと下がりました。


結果、フットワークが軽くなるし、失敗してもへこたれないメンタルになれました。

やり抜く人の9つの習慣 まとめ

簡潔で非常に読みやすい。おすすめの1冊です


特に、これから何かに挑戦される方は必ず読んでください
目標の達成率がグッと上がるはずです。


前半では成功者が行っている、目標を達成するための習慣を5つ紹介しました。

①目標に具体性を与える

②目標達成への行動計画を作る

③現実的楽観主義者になる

④やり抜く力を持つ

⑤筋肉を鍛えるように意志力を鍛える




後半ではやり抜く人の9つの習慣を読んだ感想と、実践した結果を記載しました。

■感想

良かった点は本が薄く、読みやすい。

悪かった点は入門者向けである。

■実践

if-thenプランニングと拡張的知能観を実践しています。


if-thenプランニングで朝にブログを書くことを習慣化できました。


拡張的知能観で、フットワークが軽くなり、失敗してもへこたれないメンタルになれました。


興味を持たれた方は、やり抜く人の9つの習慣を購入していただいて、目標達成へのビクトリーロードを歩んでいただければと思います。


やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学



今回は以上となります。
ありがとうございました。

PS

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