![新しい文章力の教室](https://bucchi-orange.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_20211209_174212-619x1024.jpg)
最後まで読まれる文章を書いてみたい。
文章って色々な場面で書きますよね。
日記やLINEといったプライベートな場面から、報告書や企画書のようなビジネスの場面まで多種多様です。
特に就職活動や試験は、必ずと言っていいほど文章で意見を述べることを要求されます。
文章力があるか、無いかで人生が左右される瞬間でしょう。
「もっと文章力があれば。。」
誰でも思うはずです。
そんな窮地に追い込まれた、あなたを助けてくれるのが本書となっています。
この記事では、新しい文章力の教室の感想と、紹介されていたテクニックのうち大切だと感じた5つを抜粋してお届けします。
それでは参りましょう。
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ブロガーとして読まずにはいられない一冊です
感想
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良かった点
本の最初に「完読される文章を目指す」とゴール地点を明確にしている
1つのテクニックを解説するのに、長くても4ページの簡潔さ。
スキマ時間で読みやすい
目次から知りたいテクニックだけ読める
例文が載っていて理解しやすい
悪い例と改善文を比較できて、自分の文章に活かせそう
悪かった点
あくまで「完読」を目指す内容。
面白い文章を書くテクニックではない。
カタカナ表現が多かった
今どきの表現なのでしょうが、時々調べないと分からないカタカナの表現もありました。
横書きだった
ウェブの文章を意識してだと思いますが、単純に驚きました。
本の構成
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五章構成です
第一章
前に準備する
文章を書く前に、重要度、伝えたい内容に応じて順番や分量を考える大切さに触れています。
この章をマスターするだけでも70点の文章が書けるようになります。
第二章
読み返して直す
書き上げた記事を読み返して、磨き上げていくポイントが解説されています。
重要なのは重複を無くすことです。
第三章
もっと明快に
より読者に負担をかけず、記事を読んでもらうための工夫が記載されています。
削れる文字は削ることがポイント。
第四章
もっとスムーズに
丁寧な言葉づかいでしっかりと伝えるためのテクニックが解説されています。
体言止めや、指示語の使いすぎには要注意です。
第五章
読んでもらう工夫
現場向けの文章テクニックが紹介されています。感想文やレビューを書く方法など、実践で使える注目章です。
使えると思ったテクニック5つ紹介
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本書では、記事が「完読」されるための書き方が77個紹介されています。
その中でも個人的に使えると感じた文章術を5つ紹介いたします。
1文章の基本構成はサビ頭
2時制を混在させて推進力を出す
3余計な単語を削る
4約物の使いすぎは下品さのもと
5感想文やレビュー記事を書く方法
1文章の基本構成はサビ頭
結論を最初に持ってくる書き方です。
例として
結論
問題提起
状況説明
付帯情報
の順番で書くと良いと紹介されています。
ネットで無数の記事が存在する現在、内容がすぐ分からない文章は離脱されてしまいます。
読者を完読に導くために、冒頭で結論を提示して引き付ける。
関心をキープしたまま最後まで読ませましょう。
2時制を混在させて推進力を出す
過去の出来事を、現在形で書くと臨場感のある記事となります。
過去を過去形で書く
私は目黒のスターバックスコーヒーに到着した。
おしゃれな店構えに関心しつつ、中に入ると日本唯一の焙煎機が私を興奮させた。
過去を現在形で書く
私は目黒のスターバックスコーヒーに到着する。
おしゃれな店構えに関心しつつ、中に入ると日本唯一の焙煎機が私を興奮させる。
本書を参考に例文を書いてみましたがいかがでしょうか?
臨場感が増したように思いますよね。
ブログで体験談を書く時に活用できます。ただし多用しすぎると読者に時系列の混乱を与えるので、ほどほどのバランスを探りましょう。
3余計な単語を削る
余計な単語は読者の負担となります。
思い切って削りましょう。
接続詞
重複
「という」
代名詞
修飾語
接続詞以外の「が、」
※私ごとですが‥‥
脱線
※ちなみに‥‥
エクスキューズ(言い訳)
※あくまで個人的意見ですが‥‥
メタ言及
※周知の通り‥‥
削れる文字は多数あります。
ただ削ればよい訳ではありませんが、意味が通じるギリギリを狙って書きましょう。
4約物の使いすぎは下品さのもと
数字以外の記号を約物と言います
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一部を強調したり体裁を整えたりする効果がありますが、乱用すると文章の品性を低下させます。
また書き手の成長の妨げにもなる恐ろしい代物です。
約物に頼らず強調したいことは強調して伝えられる文章力を身に着けましょう。
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約物好きだったからショック。。
5感想文やレビュー記事を書く方法
自分にインタビューするつもりで書きましょう。
書きたい要素を列挙して
それってどういうこと?
と自分に質問します。
約物を使いすぎは下品なことに驚いた。
それってどういうこと?
面白い表現にしようとして多用していた
それってどういうこと?
自分に文章力がなかったことが原因。
レビュー記事は主観的意見を全面に押し出し、それを事実で補強するように書きます。
要素を深堀し、ここでしか読めない記事を作りましょう。
まとめ
学校の授業以外で初めて文章について勉強しました。
文章って奥が深いですね。
最後に、新しい文章力の教室のポイントをまとめます。
良い文章は完読される文章
サビは最初に書く
無駄な文字は削る
です。
全部で77個も文章テクニックが紹介されてます。何度も読み返して、これからのブログ運営に役立てていきたいと思いました。
ブログを書かない方も、たかが文章と侮らずに勉強するときっと役に立つ日が来るはずです。
この記事で文章力に興味を持っていただければ幸いです。
ではまた!