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雑記

【実録】30代未経験が働きながらフルリモートITエンジニアに転職した話

  • 現職に将来性を感じられない
  • 電車に揺られて毎日通勤するのが苦痛で仕方ない
  • ダラダラと現職にしがみつき、気づけば30代になっていた
  • 妻子もいるしこの年齢で転職して大丈夫だろうか?

私はかつて、上記のようなことを考えては、日曜日の夕方からため息が止まらない。
そんな日々を過ごしていました。

そんな私を救ってくれたのは転職でした。

今では不安になりながら、転職にカジを切った過去の自分を褒めてあげたいです。

この記事では同じよな境遇の方に向けて、30代妻子持ち、転職歴0回、エンジニア未経験の私がフルリモートITエンジニア転職をするにあたり行ったことを詳細に記していきたいと思います。

おまけで、転職して無事に生活できていのかの状況もお知らせさせていただきます。

行ったこと6ステップ

  1. YouTubeを見て転職のモチベーションを上げる
  2. Progateで実際にコードに触れてみる
  3. プログラミングスクールに入会して基礎学習
  4. 共同開発・実務案件を体験
  5. 転職活動
  6. 内定、退職、入社まで

事象からそれぞれ詳しく記載したいと思います。

1.YouTubeを見て転職のモチベーションを上げる

ここでどこまで心を燃やせるかが肝心。
私は、ノマドワーカーに憧れたことがきっかけでした。

当時マナブさんの動画をよく見てましたね。
マナブさんはプログラミングに限らず、ブログ,yotubeなど幅広く取り扱っています。
このブログもマナブさんがきっかけで開設しています。

私は本業プログラミング、副業ブロガーが最強じゃない?
と思い行動を起こしました。

2.Progateで実際にコードに触れてみる

プログラミング初心者は何をしたらいい?
と検索するとほぼ最初に出てくるのが、Progateです。

それに習ってひとまず、HTML & CSS、JavaScript、Ruby、PHPの無料でできる範囲はすべて触れてみました。

副業でweb制作をしたいと考えていたため、有料会員にもなってHTML & CSSは深めに学びました。

いつまでも基礎学習していてもゴールに近づかないので、並行してLancersに登録して案件を探し始めました。

オレンジ
オレンジ
さて、Web制作で検索して….

ん。
むむ。
条件厳しいものが多い!

そして、初心者ができそうな簡単な案件にはライバルが多数。

「経験と実績がものを言う世界」。
初心者で実績もない私はどうしたものか。
ここでしばらく足踏みしてしまいます。

3.プログラミングスクールに入会して基礎学習

Lancersで案件を探し回り、Progateもぐるぐる周回して手詰まり感を感じているとき、YouTubeでプログラミングスクールの動画が飛び込んできました。

プログラミングスクールは当時の流行もあって、ふんわり検討はしていたのですがそのまま保留になっていました。
しかし、案件を獲得できない現実を突きつけられ本格的に探すようになりました。

中でも実務経験が積める現役エンジニアの方にメンターに付いてもらえる点に惹かれ、ゆきひろさんの「フルリモートエンジニア養成講座」に入会しました。

大手のスクールだと職業訓練給付金の対象となるものもあるので費用がネックとなる方はそちらを検討するのも大いにありだと思います。

ただし、職業訓練給付金を受け取るためには受講開始の1か月前には申請を済ませることが条件となっております。

こちらのサイトが詳しくまとめられていますのでリンクを貼らせていただきます。

私は一日も早く転職したかったので、思い切って申し込みました。


スクールではPHPとlaravelを中心とするメニューでした。
以下を週一でメンターさんとGoogle Meet面談を行いながら、進めていきました。
(期間は1ヶ月間)

  1. ProgateのHTML&CSS・php・Gitの無料でできる範囲を学習
  2. phpの基礎構文を動画教材で学習
  3. laravelで掲示板サイトを作る

わからない点があった場合は随時Line等のメッセージで質問ができたのは助かりました。

何よりひとりで学習していると「今日はいいか」の甘えが生じますが、メンターさんと毎週学習の進捗報告と次回までの目標共有があるので、甘えの防止としてよかったですね。

4.共同開発・実務案件を体験

基礎学習が終わった後共同開発のフェーズに進みました。

スクール内で同じ時期に基礎学習を終了した人たちとグループを組んで、目標となるwebサービスを開発します。
(期間は2ヶ月間)

サービス自体はlaravelで掲示板サイトを作るということで、一人で作業したときと一緒ではありますが、発展的な機能が課題で追加されていたり、3人で手分けして作る点がきもでした。

同時にGitやDockerといった実務で使う内容が学べました。

Gitは面白い機能で、Aさんがコードを書いて、Bさんが別でコードを書くとバラバラの内容になってしまいますよね?
それをGitを使って、共通の箱にファイルを送ると、それぞれの内容を混ぜ合わせてくれる物です。
※正確にはもっと色々な機能があります。

あと、どうしても内容が分からなくなってしまった場合などに、Gitを使って共通の箱にファイルを送って状況を共有するということもできます。

ここでもチームメンバーの存在や、週1の全体ミーティングと週2回のメンバー同士の作業会でモチベーションを下げることなく学習が進められました。

正直、仕事をしながらのプログラミング学習は辛かったですが頑張れました。

実務案件のお手伝い

2ヶ月間の共同開発のアプリ開発が終了した後、実務案件のフェーズに進みました。
期間は2ヶ月間。

ゆきひろさんの「フルリモートエンジニア養成講座」で開発中である受講管理アプリの一部を請け負います。

やること自体はチーム開発の延長です。(週1回の全体ミーティング・週2回のメンバー同士での作業会)

しかし内容が難しく、まだ画面が出来ていない状態での開発・要件定義・画面デザインなど共同開発では体験できないことが学べました。

この時同時進行で画面開発をされていた、現役エンジニアの方には非常にお世話になりました。お若いのに教え方上手でした。

最後に請け負った機能を納品して、6ヶ月に渡るスクール生活を終えたのでした。


ついに転職のフェーズです。

エンジニアの世界は良くも悪くも経験至上主義!
単純に教わっただけではなく「開発を請け負った」とすることが大切なんですって。

5.転職活動

まず行ったのはサラタメさんの動画を見ることです。
長尺ですが、何度も見返してバイブルといたしました。
この通りに転職活動を行えば間違えようがないと思います。


転職サイトはITに特化しているGreenを利用しました。

Greenのサイト上に履歴書や職務経歴書を記載する場所があるので、そちらも細かく記載します。
こういった書類関係をていねいに作り込むと、企業からの印象も良くなるそうなので時間をかけて取り組みました。

スクールからの紹介ではありますが、請け負ったエンジニアとしての実務経験があるので、そちらをきめ細かく、そして大きめのボリュームで記載するようにしました。

既出の通り、エンジニアは経験至上主義。
小さな実務経験でも最大限アピールするべし

ここで応募と行きたいところですが、まだ早い。

次は本格的な履歴書と職務経歴書を作成します。
企業は応募者に興味を持った場合、ほぼ確実に上記2点の提出をお願いしてきます。
ここから振るいにかけていくわけですね。

履歴書は自分の基本情報、職務経歴書は自分のキャリアで新しい職場でも活躍できることを証明するための書類となります。

なので、サイト上と同様に現職のことは最低限記入して、業務委託で行った経験を詳しく書きました。

ここからひたすら応募です。
私の応募基準は以下の通り

  • 自社開発、受託開発、SES問わず。
    年収も問わず。
    「未経験歓迎」や「社内研修あり」といった文言は避ける。
    逆に「経験◯年以上」といった経験者枠を狙う。
    「リモート可」や「フルリモート可」は積極的に。

大切なのは赤で示した、未経験歓迎は避けることです。

なぜなら、ひたすらにシステムのテスト業務を任されたり、システムのマニュアル作成を任されたりと、エンジニアとして大切なコードを書くという経験を積めなくなる可能性があるからです。

オレンジ
オレンジ
ほぼ未経験だけど経験者枠で大丈夫かな。。


と私も思いましたが、ダメなら選考で落としてくれるので安心してください。

応募の結果は以下の通り。
応募50社以上←ここで相当落とされますが、気にしない!
本格的な履歴書・職務経歴書の提出20社。
面接10社。
内定1社。

選考途中もありましたが、フルリモート・フレックス・受託開発の3点が気に入って決定。
年収は100万円近く落ちましたが、未経験でこの条件なら全然満足でした。

スケジュール感は以下の通り。
2月に応募を開始
3月に面接
4月に内定承諾
7月に入社

面接はオンラインのみでした。
仕事をしていたので、開始を20時にしてもらったり、有給を取得してまとめて何社か面接をしてもらいました。

時間のやりくりは大変でしたが、動けばなんとかなるものです!
採用側もこちらに仕事があることは考慮してくれますので、連絡を細かく取って調整しましょう。
転職活動には現職が邪魔に感じることもありますが、辞めずに内定先が決まってから退職手続きに入ることを強くおすすめします。

無職になってしまう。早く決めてしまいたい。
といった焦りで正常な判断が下せなくなるからです。
30代でキャリアをミスると取り返しが難しいですよ。

仕事は辞めずに転職活動
経験者枠で応募
職務経歴書はエンジニア経験をメインで書く

6.内定、退職、入社まで

4月上旬に内定承諾して、その一週間後には上司に仕事を辞める話をしました。

ボーナスが欲しいのと、有給消化をしたかったので、6月末の退職に決定。
最初から自分で「6月末に退職します」と伝えました。足が震えた。。

同僚にはギリギリまで隠してました。
やっぱり辞めると知れたあとの態度の急変が怖かったので。。
※幸いにも気持ちよく送り出してくれて、余計な心配ではありました。

人員の関係もあり有給は思ったより消化できなかった。
労働者の権利なので強気に出れば取れただろうけど、いい印象で退職したいという気持ちが勝ちました。

退職の手続きは以下の動画が参考になります。


5月の下旬から入社前研修として、週一でプログラミングを教わりました。
毎回オンラインで30分程度です。
一緒に働く人の顔ぶれが分かったので助かりました。

仕事を残さないことと、退職の手続きをミスらないように気を使いながら2ヶ月間を過ごし、ついに夢のエンジニアに転身するのでした。

上司には退職を早めに言えたら吉。
ボーナスと有給はもらいましょう。
半年後のプロジェクトの話とかされると、変な気持ちになる。

Q.未経験で転職して仕事できてる?

A.ちゃんと出来てます。

でも、勉強する姿勢を保つことが大切です。
たとえ年下のエンジニアさんにも教わる気持ちで!
そうすれば、周りはちゃんと仕事を教えてくれます。

転職してよかったと、心から思っています。
数年経験を積んで独立にもチャレンジしたいです!


30代未経験が働きながらフルリモートITエンジニアに転職した話を書きました。

簡単にまとめると、
YouTubeでモチベーションを上げる
独学する
スクールで実務経験を積む
転職活動をする
という流れです。

独学から転職まで1年半ほどかかってますが、スクールに通う決断を早くすれば、8ヶ月ほどで転職できるんじゃないかなと思います。
エンジニア転職を迷われている方に参考になれば幸いです。

それでは!